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PHS

PHSとは

「PHS」とは、「Personal Handy-phone System(パーソナルハンディフォンシステム)」の略で、日本で主に利用されていた携帯通信技術の一つです。 PHSは、1990年代に広く普及し、携帯電話と比べて通話品質が良いとされていたほか、低コストで利用できる点が特徴でした。基本的には都市部での利用が想定されており、比較的狭い範囲での通信に適していました。 PHSは携帯電話に比べると通信範囲が狭いですが、基地局が小型で設置しやすく、通話料金が安価であることから、多くのユーザーに支持されました。 しかし、3Gや4Gといった新しい携帯通信技術の普及に伴い、PHSの利用者は減少し、2020年7月に日本国内でのサービスが完全に終了しました。 ただサービスは終了したものの、病院や工場内の内線電話など、限定したエリア独自に構成される構内PHSとしての機能は一部継続しています。

PHSには、さまざまな電話機が登場しましたが、以下のような代表的な機種があります。

  • 1. DDIポケットの「AirH" Phone」シリーズ
  • • 代表機種: AH-G10、AH-K3001V
    • 特徴: インターネット接続ができる「AirH"」サービスを利用可能で、モバイル通信の先駆けとなりました。特にAH-K3001Vは、スタイリッシュなデザインと操作性の良さから人気を博しました。

  • 2. NTTドコモの「R」シリーズ
  • • 代表機種: R691i、R692i
    • 特徴: iモード対応で、メールやウェブの利用が可能でした。また、スタイリッシュなデザインと多機能性を兼ね備えていたため、若者を中心に支持されました。

  • 3. ウィルコム(旧DDIポケット)の「W-ZERO3」シリーズ
  • • 代表機種: W-ZERO3、W-ZERO3[es]
    • 特徴: スマートフォンの先駆けともいえる機種で、Windows Mobileを搭載し、フルブラウザやメール、メモ帳などのアプリが利用可能でした。フルキーボードを搭載しており、ビジネスユーザーにも人気がありました。

  • 4. 京セラ「H"(エッヂ)」シリーズ
  • • 代表機種: H101、H211
    • 特徴: コンパクトで持ちやすいデザインと、シンプルな操作性が特徴でした。耐久性が高く、通話品質も優れているため、ビジネス用途でも広く使われました。

  • 5. パナソニック「PHS」シリーズ
  • • 代表機種: KX-PH33、KX-PH34
    • 特徴: スタイリッシュなデザインと、パナソニックらしい高品質なディスプレイや音質が魅力でした。また、PHS初のカメラ付き端末も発売されました。 これらの機種は、PHSが普及していた当時、多くのユーザーに支持され、さまざまなシーンで利用されました。特にビジネスユースや、低コストでの利用を重視するユーザーにとっては魅力的な選択肢となっていました。

PHSにはいくつかカメラ付きの機種が存在していましたが、数は多くありません。代表的なカメラ付きPHS機種は

【 NTTドコモ(Paldioシリーズ) 】

Paldio 633S o 発売年: 1999年 o 特徴: NTTドコモの初のカメラ付きPHSで、35万画素のカメラを搭載

【アステル 】

京セラ KP-300 o 発売年: 2001年 o 特徴: カメラ付きで、画像をメールで送信できる機能を搭載

【DDIポケット/ウィルコム 】

AH-K3001V(京ぽん) o 発売年: 2004年 o 特徴: 京セラ製で、130万画素のカメラとフルブラウザを搭載

WX310K o 発売年: 2005年 o 特徴: 京セラ製で、130万画素のカメラとフルブラウザを搭載

WX320K o 発売年: 2006年 o 特徴: メガピクセルカメラを搭載し、メール送信やインターネット接続が可能

WX321J o 発売年: 2006年 o 特徴: 日本無線製で、デジタルカメラ機能を搭載し、防水性能がある

WX331K o 発売年: 2007年 o 特徴: 京セラ製で、防水性能に優れたモデル。カメラ付き

【ウィルコム(スマートフォン系) 】

W-ZERO3 (WS003SH) o 発売年: 2005年 o 特徴: 130万画素のカメラを搭載し、スマートフォンとしての機能も備えている

W-ZERO3[es] (WS007SH) o 発売年: 2006年 o 特徴: コンパクト化されたW-ZERO3で、カメラを搭載

W-ZERO3 Advanced [es] o 発売年: 2007年 o 特徴: 上記モデルの改良版で、カメラ機能を引き継いでいる

PHSのカメラ付き機種は、現在のスマートフォンと比較すると機能や画質に制限がありましたが、当時としては先進的な機能を持っていたため、一定の人気を誇りました。

PHSのトラブル

すでにサービスは停止したものの水濡れや破損などで電源が入らない、また経年劣化など故障してしまい中に残っている大切なデータを取り出したいという場合はご相談ください。

次のような症状でも連絡先や写真動画などのデータを高い確率で取りせます。

症状にもよりますが、ご希望の場合は即日の対応も可能です。また同一機種の準備も不要です。

日本での携帯電話データ取り出しのパイオニアとして20年を超える実績と信用があります。お気軽にご相談ください。

  • ・電源が入らない
  • ・電池や充電器がなく故障かどうかもわからない
  • ・電源は入るが液晶が映らない
  • ・故障していないがテータを取り出す方法がわからない
  • ・microSD装置が壊れている
  • ・ヒンジのところから折れてしまった
  • ・ヒンジ部分から見えるケーブルが切れている

取り出せるデータ種類

連絡先 メモリ等へコピー、プリント出力も!

写真動画 メモリ等へコピー、ご希望の場合インデックスプリントも

簡易留守録音声 音声ファイルとしてメモリ等へコピー

docomoやウィルコムなど通信会社によりデータバックアップの方式が違うため、取り出したファイルをそのまま利用できない場合があります。 写真はJPEG形式、連絡先はVCFファイル形式にすればどの会社でも読み込みできますのでご参考ください。

電話機の種類や症状により取り出せないものもあります。ご希望データ、機種等をお調べの上、ご相談ください。

データ取出し料金

データ取出し料金は基本的に成功報酬となりますが、分解を伴う作業で データが取り出せなかった場合、作業料金2000円がかかります。

料金は成功時基本料+ご希望データ料金となります。 成功時基本料は機種や症状により異なります

料金一例

  • 故障がなくmicroSD装置がついている機種
    取出し基本料 2000円~ + 電話帳 1800円 + 写真 2800円 + 税

  • 故障はないが電池や充電器がなく動かせない機種
    取出し基本料 3000円~ + 写真動画 2800円 + 留守録音声 4800円 + 税

  • SDはついているが写真等は1枚づつしかピーできない機種
    取出し基本料 8000円~ + 電話帳 1800円 + 写真動画 2800円 + 税

  • SD装置がなく赤外線装置もついていない機種
    取出し基本料 12800円~ + 写真動画 2800円 + 税

  • 電源が入らない、電源が入るが液晶が映らない
    取出し基本料 16800円~ + 電話帳 1800円 + 税

  • 破損状態がひどいもの、他社で不可だったもの
    取出し基本料 18800円~ + 写真動画 2800円 + 税

お申し込みからの流れ

詳細は データリカバリHOMEでも確認できます。
ご不明な点はお気軽にお問い合わせください

概要

  • データ取出し依頼書 1件用 2~3件用 を印刷・ご記入の上、電話機と一緒に宅急便やレターパック等でお送りください(送料はお客様負担)
    印刷環境がない場合はメモ等に住所、氏名、連絡先電話番号やメールアドレス、機種名、必要データ等を記入し同梱してください。不明な点はご連絡いたします
    可能な場合は持ち込みでも結構です

  • 作業後データ取出しの結果をご連絡いたしますのでお振込みお願いいたします
  • 入金確認後、組み戻した電話機とデータを宅配便等でお送りいたします

お問い合わせ

タウンネット・データリカバリは携帯電話・スマホのデータ取出しのパイオニアです。 20年以上の経験と実績で昔のガラケーから最新のスマホまで対応可能です。 ご不明な点はお気軽にお問い合わせください

問い合わせ先

有限会社タウンネット データリカバリ

〒111-0053 東京都台東区浅草橋1-24-6
店舗営業時間:平日12時~19時、土曜13時~19時
電話:03-5820-9113 (店舗営業時間内)
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